イギリス海軍 空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の英空母打撃群(CSG25)とともに来日し、東京港に寄港している、ノルウェー海軍 のフリチョフ・ナンセン級フリゲート F311 Roald Amundsen(ロアール・アムンセン)は、いわゆるイージス艦ではありません。
システムとしては、イージスIWS(Integrated Weapons System)を搭載しているので、イージス艦として間違いではありませんが、いわゆるイージス艦のような艦隊防空能力はありません。
イージス艦の特徴とされる、フェーズドアレイレーダー AN/SPY-1を搭載していることから、イージス艦と呼ばれていますが。。
フェーズドアレイレーダー AN/SPY-1にも色々あって、搭載されているのは AN/SPY-1Fで、他のタイプと違って、フリゲート用に小型化して開発されたもので、アンテナ素子数は4,350個から1,856個に削減されるなど、性能も限定的なものです。
そのため、Mk.41 VLSも8セルという、いわゆるイージス艦の64セル~128セルに比べて少なく、搭載ミサイルも、スタンダードミサイルではなく、ESSM 32発で、個艦近隣防御能力しかありません。
フェーズドアレイレーダー AN/SPY-1を搭載する意味は?
通常のレーダーは回転式なので、レフレクターが向いている方しか見えませんから、裏側の時はお留守です。
そんな時間わずかだろうと言っても、音速で飛ぶミサイルなら、秒で350m前後飛びますから、安易に見過ごせません。
最近では、回転数を上げて対処するレーダーもありますが、それでも見えてない時間が出てしまいます。
それに対してフェーズドアレイレーダー AN/SPY-1なら、常時監視が可能なので格段の差があります。
もちろん、デメリットとしては、固定式の大型の装置が4面必要で、電力使用量も大差があります。

